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2018/04/07

4/21, 22 『山村浩二 左目と右目でみる夢』舞台挨拶決定!

世界的なアニメーション作家 山村浩二による短編作品9篇を一挙上映&舞台挨拶決定!

『山村浩二 右目と左目でみる夢』

4/21(土)13:40の回 上映後 登壇者:山村浩二監督

4/22(日)13:40の回 上映後 登壇者:山村浩二監督、冷水ひとみさん(作曲家)


 

 4/21から5/4にかけての二週間は、絵本作家でもあり、アニメーション作家でもある山村浩二の短編アニメーション作品をまとめて上映。日本では、絵本作家というほうが有名かもしれない。彼の作品『頭山』が、2003年の第75回アカデミー賞®短編アニメーション部門にノミネートされたことをきっかけに世界からも注目されている。ちなみにこの年の長編アニメーション部門を受賞したのは宮崎駿の『千と千尋の神隠し』である。

 

 彼の作品は、なんといってもイメージの連続。しかも頭の奥深くに眠っている怪物が、ぬっと現れてくるような感じ。眠るまえに頭のなかに漠然と浮かび上がっては消えていく、はっきりと掴めないイメージたちが目に見えるようになった形のようで、そして夢と同じようにそこでの必然性ははっきりしない。通常のアニメーションには欠かせないナラティヴやメッセージを極力排除し、観るものの感性に直接訴えかけるようなアニメーションだ。スクリーンのなかにはいろんなものが散らばり、すべてを一度に回収することが難しい。どこに目線を定めるかによってその人の性格が漏れ出ちゃうみたいでちょっと気恥ずかしい気持ちにもなる。とくに、『サティの「パラード」』は余白が多く、白い背景のうえに色鮮やかに踊りまわるキャラクターたちが愛らしい。作曲家エリック・サティが、詩人コクトーと芸術家ピカソとともにロシアのバレエ団「バレエ・リュス」のために創作した「パラード」をもとに、三人も絵のなかに登場し、メタ構造的に当時の舞台が演出されている。キャラクターたちは、サティの音楽にのってくるくる踊り、からだは自由に伸びたり縮んだりする。なんて自由なダンス! 従来のバレエに縛られず、20世紀のあたらしい芸術を生み出したバレエ・リュスの片鱗を受け取ってもらえるだろう。変幻自在に動いていく色とりどりの画面を観ているとどんどん楽しくなってくるのも魅力的。

 

 今回の上映タイトルとして付けられた『右目と左目でみる夢』は、サティの曲名「右と左にみえるもの」から着想を得たらしい。「アニメーションは目を開けたときに見られる”夢”です。右脳も左脳もしっかり働かせて見られる夢」とインタビューで語っていた通り、夢のような世界を体験出来る。

 

 そして、絵本になり、チェコを代表する映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルにも絶賛された『怪物学抄』も上映。「中世ヨーロッパの架空の怪物学者による文書」というコンセプトのもとで、描かれた怪物たちのショーである。なんといっても彼がつくりだすキャラクターたちは、ユーリー・ノルシュテインやエドワード・ゴーリーを思い起こさせるような、不気味でいてキュートでクレイジー。愛くるしく、ときどき彼らのなかの何かが、あたしにそっくりなんじゃないかと思わずにはいられない。きっと、自分にそっくりな怪物やお気に入りの怪物が見つかるはず。ぜひ、探してみてほしい。

 

 

 『サティの「パラード」』、『怪物学抄』のほか、『鐘声色彩幻想』『fig(無花果)』などの9つの短編作品をまとめて上映。上映初日の21日と22日には、山村浩二監督が来館します。22日のみ、『怪物学抄』の音楽アレンジや『干支1/3』の音楽を担当した冷水ひとみさんも一緒に舞台挨拶を行います。ぜひ、ご来場ください。

 

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