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2018/05/01

5/5(土) 憲法月間に際して、舞台挨拶3本決定。

 5日から上映がはじまる三作品は、すべて憲法の精神に関するものであり、憲法月間にふさわしい作品が揃いました。

 

 

◉5/5(土)、5/6(日) 『ニッポン国VS泉南石綿村』10:20の回上映後

・5日の登壇者:柚岡一禎さん(泉南アスベストの会)、岡田陽子さん(原告)

6日の登壇者:柚岡一禎さん(泉南アスベストの会)、武村絹代さん(原告)その他出演者の皆さん

 

◉5/5(土) 『三里塚のイカロス』15:15の回上映後

 登壇者:代島治彦監督 特別ゲスト:森田具海さん

(森田具海さん:三里塚の現在を捉えた作品をKYOTOGRAPHIEにて現在展示している。京都造形芸術大学現代美術・写真コースを2017年に卒業後、現在は東京藝術大学大学院先端芸術表現に在学中。)

 

◉5/5(土) 『憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実』10:00の回上映後

 登壇者:稲塚秀孝監督

 

 『ニッポン国VS泉南石綿村』は、『ゆきゆきて、神軍』を監督した原一男による泉南アスベスト国家賠償請求訴訟を追ったもの。アスベストによる健康被害が表沙汰になった”クボタショック”から一年後の2006年に始まったこの訴訟は、2014年最高裁にまで発展し、勝訴を勝ち取った。しかし、いまだにすべての被害者が補償の対象にはなっていない。裁判闘争の終結までに8年を費やし、それから編集に2年かけた原監督は、「……平成という時代に生きるニッポン国の民衆の自画像として描いた作品」とコメントしている(プレスより)。

 

 『三里塚のイカロス』は、1960年代に起こった成田空港建設反対運動に迫ったドキュメンタリー。現在の成田空港がある場所は、かつて農村地帯であり、政府は農民たちを強引に立ち退かせようとした過去を持つ。現地の農民たちが闘争をはじめた後、外部から若者たちがやってきて彼らの闘いに加わった。武装闘争、過激化するテロリズム、新左翼派の内ゲバなど、さまざまなことが起こり、2000年代になっても燻りつづけた。2014年に制作された『三里塚に生きる』の姉妹編であり、前作が現地の農民を中心に描いたものに対して、本作は農民たちとともに闘った若者たちに目を向けている。

 

 『憲法を武器として』は、1962年に起きた恵庭事件を通して、現在の自衛隊と憲法の関係を明らかにしようとするものである。恵庭事件は、北海道恵庭町で酪農を営む兄弟と自衛隊との騒音をめぐる紛争。牛の乳量は落ち、家族のなかには難聴となるものが出るなどの被害に耐え切れず、自衛隊の通信線を切断した。このことで、国は自衛隊法で訴え、兄弟は自衛隊法と自衛隊は憲法九条に反すると無罪を主張した。そして5年後の1967年。判決は無罪とされたが、自衛隊の合憲/違憲性については判断されず、”肩すかし判決”と呼ばれた。

 

 どの作品も過去に起こった出来事であることに変わりはない。そして過去はすでに、遠く他人事のように思える。しかし、ニーチェの言っていた永劫回帰を、いまだにあたしたちは認識できないし、人生はいつでも一度目でしかなく、慎重に足を向けた先が失敗だったなんてことは、何度も何度も起こる。だから、他人面してくるツレない過去を無視しないほうがいい。もうすでに他人面してくる<歴史>からほんのわずかでも学んでいくしかない(いくら学んでも、やっぱり失敗をしてしまうのだけど)。

 そして、代島監督の『三里塚のイカロス』冒頭に引用されるニーチェの言葉は、あたしの心をえぐる ––「怪物と闘う者は 闘いながら 自分が怪物になってしまわないようにするがよい 長いあいだ深淵を覗きこんでいると 深淵もまた君を覗きこむのだ」。怒りや憎しみは勇気よりも簡単に人々のあいだに伝染するし、そのなかには魔物が潜んでいるかもしれないということを怒りに任せて前進するまえに考えるべきなのかもしれない。

 

 時間がかぶっていたり、長尺だったりしますが、どれかひとつでも観ていただけると幸いです。ぜひ、ご来場ください。

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