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2018/06/02

6/16 『獄友』舞台挨拶決定

6/16  『獄友』舞台挨拶決定

『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』『袴田巌 夢の間の世の中』に次ぐ冤罪シリーズ第三弾!冤罪青春グラフィティ!

『獄友』

6/16(土) 12:45の回上映後 登壇者:金聖雄監督

 

 冤罪をテーマに作品を撮ってきた金監督によるシリーズ三作目では、冤罪によって獄中生活を強いられた5人が獄中で知り合い、その後良き友となって支え合いながら、今を過ごす日々を捉えたドキュメンタリー映画である。登場するのは、桜井昌司さん(布川事件)、杉山卓男さん(布川事件)、菅家利和さん(足利事件)、袴田巌さん(袴田事件)、石川一雄さん(狭山事件)。彼らは、殺人事件で死刑や無期懲役判決を受けたあと、再審で無罪が確定、または再審開始を待っている。

 

 彼らは、懐かしみながらそこでの生活を語り、冤罪にかけた冗談を言っては周りの人々を笑わせる。重いテーマなだけに、あたしはこの映画のことをもっと悲しみに溢れていて、人生を怨んでいて、観るのは辛いんじゃないかと思っていたけれど、当の本人たちは人生を怨んでもいないし、過去に囚われるのではなく、笑いやユーモアに満ちていて、今を大切に生きているように見える。だからこそ、彼らが、こうやって笑い合い冗談を言い合う、この瞬間までにどれほどの苦悩があり、どれほどの痛みがあったのかを考えさせられた。

 

 死刑判決を受けた袴田巌さんは、2014年に再審が決定し釈放されたあと、自分が作り出した世界から抜け出せずにいるようだった。マンションの部屋の中を汗だくになりながらただ黙々と歩き続ける姿を淡々と映した映像には、死ぬことを今か今かと待ちながら生きる毎日を40年以上も続けてきたことに対して、どういう思いでその映像を受け止めたらいいのかわからなくなる。世界中、いろんなわからないことが存在していて、あたしは映画を通してそれらを追体験できるけれど、そうやって経験することと実際に自らの身をもって経験すること。その経験たちのあいだにはどれだけの空白が隔てられているんだろう。これがいつもあたしの目の前に立ちはだかる。考えさせらる、といってもそこに明白な答えは用意されておらず、むしろ見たこともないような深淵に潜り込んでしまって途方にくれることが多い。それでも、やっぱり考えずにはいられないし、それについて知らない人がいたら話さずにはいられない。だって、あたしはもうそのことについて、表面だけかもしれないけれど知ってしまったし、みんながもっと知るべきだと思うから。

 

 冤罪は他人事ではない。偶然が世界を作っているというのが正しいのならば、偶然が人に恋心を抱かせもするし、ちょっと幸せな気分にさせる。死に追いやることもできるし、牢屋に入れられることだってできてしまう。ちょっと転べば、なんだって起こる世界なのだ。

 

 途方に暮れるかもしれないし、怒りがこみ上げてくるかもしれない。もちろん全てを理解なんてできないことを分かった上で、知らないよりは知ることを選びたい。

 6/16~6/29の二週間、上映します。また、初日の6/16(土)は、金監督に登壇いただき、舞台挨拶を行います。たくさんの方が劇場に足を運んでくださることをお待ちしております。

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