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2018/10/09

井浦新主演『止められるか、俺たちを』舞台挨拶決定

井浦新主演『止められるか、俺たちを』舞台挨拶決定

映画に青春を捧げた若者たちの、命がけでバカで愛おしい生のグラフィティ。

『止められるか、俺たちを』

10/20() 1000の回上映後

登壇者:高岡蒼佑さん、白石和彌監督

 

 

 他人が放つ熱量に当てられて、ゲー吐きそう、なんておもったことがある。きたない話だけど、ほんとうに気分が悪くなるぐらい圧倒されるっていう経験は、なかなかできるもんじゃない。させるほうもさせられるほうも、なかなか貴重である。だから『止められるか、俺たちを』をみたとき、ああ、大変なものに出会ってしまった……とエンドロールをみながら唖然としてしまった。

 

 この映画は、1969年、駆け出しの若松孝二率いる若松プロダクションの門をたたいた21歳の吉積めぐみの目を通して描かれる青春群像劇である。時代の先端を駆けぬけるピンク映画で若者を熱狂させた当時33歳の若松孝二をはじめ、足立正夫や沖島勲、荒井晴彦など、のちに名をはせる映画人たちの巣窟となっていた若松プロの面々たちが、映画という武器を手にどうやって世界と向き合っていくのかを模索していた時代である。あたしが映画を好きになったころには、若松孝二や大島渚は、日本映画界ではすごい人なんてのが当たり前だったから、彼らのギラギラした青春の日々はもっと特別なんだろうって思ってた。でも、映画のなかの若松プロの姿は、なにかに真剣に向き合い、好きなことで世界に立ち向かおうともがく若者たちそのものだった、なにも若いころから特別だったわけではないみたい。あたしだって、まっすぐ歩けなくなるまで酒を飲んで歌っておどって、そういう楽しさ、知ってる。好きなことに必死になって、気がついたら、あれ、あたし、なにを言いたかったんだっけと路頭にほっぽりだされてしまったみたいなときの、あのもどかしさやイライラも知ってる。だから、エンドロールで曽我部恵一がうたう「夜がきたらどうしたっけ、橋の上でどうしたっけ、映画をみてどうしたっけ、見つめあってどうしたっけ」という歌詞には、ずいぶんと胸をかき乱された。主人公めぐみも、変わりゆく自分とうまく折り合いをつけられずにいたのかなあ。そのもどかしさをみて、苦しい。きっと苦しいことがこれからもずっと続いていくんだろうなあ。それでも、苦しさだけじゃないこと、たくさん笑って泣いて騒いで、そういうのがあるからきっと生きていくんだろうなあ。

 

 この映画は、若松孝二とか大島渚とか、あのころのことをよく知らないひとにも届く作品だ。映画愛に奔走し、毎日映画のことを考え続けている、愛すべき映画バカたちの映画。酒とタバコと笑いと汗と涙の入り混じる最高の青春映画である。実際、あたしはほんとうのところ若松孝二のことをあんまり詳しくはないけれど、おまえはどう生きる!?と、この映画にヤイバをつきつけられた気分になる。

 

 10/20()、上映初日には、大島渚役で出演の高岡蒼佑さんと白石和彌監督が登壇予定です。ぜひ、ご来場ください。

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